《ルートの説明》

柳田國男というと日本に於ける民俗学の祖として知られていますが、同時に高級官僚でもあった人です。民俗学研究への評価は

高く、文化勲章と勲一等旭日大樹章を受勲しています。その柳田國男が多感な少年時代(13歳から15歳)を過ごした家が、利根町

布川に町立柳田國男記念公苑として整備されているので、見学に行って来ました。また近くにある町立歴史民俗資料館にも立ち

寄ってきました、文化の色濃い利根町です。

印西東の原から利根川・栄橋に向かうルートの一つ。Goodman Busuness Park

内のBMW脇の道で北に向かいます。

 

利根川を栄橋で渡り、最初に来見寺を通過します。徳川家康公ゆかりの寺という

ことで、詳しくは180715参照下さい。今回は鐘の写真を撮るため、立ち寄りました。

 

家康公の句が鐘に鋳込まれています。 "きぬ川に布もさらすや秋の雲”

注)家康公時代は利根川東遷前なので、ここを流れていたのは鬼怒川でした。

 

寄り道しましたが、利根町立柳田國男記念公苑(旧小川家跡)に着きました。

周りを塀で囲まれた立派な体裁です。見学するには、隣の管理棟で申し込ま

なければなりません。

 

母屋に入ってみました。小川家というのは代々医師の家系だそうですが、広い家

です。有料で利用できます。

 

家の外周。台地への急斜面が迫っています。

 

庭の片隅にある氏神様の祠。当時の國男少年が祠の中を見たら、この家のおばあさん

が大事にしていた玉が納められていたとか。それを見た少年は超常現象を体験する事

になりました。日中だというのに、星空を見たのです。私も空を見上げましたが、私のよ

うな凡人に星空は見えませんでした。なお、この時の玉は、町立歴史民俗資料館に展示

してあります。

 

敷地内にある倉。内部は資料館となっていて、見学できます。

 

倉の内部。昔は蔵書が多くあり、國男少年はそれらを読み漁ったとか。民俗学に

進む素地はここで作られたのかも知れません。

 

布川の住宅地の中を抜けて東に向かいます。やがて県道11号に出ます。

 

R11を暫く走ると、右側に町立歴史民俗資料館が現れます。施錠されて入れないので、

隣の生涯学習センターに行って担当者を探し、開錠してもらいました。

 

資料館の中は、ワンルームの展示室です。

 

立木貝塚からの出土品がありました。こうもう神社(門の宮)は立木貝塚の上に

建っています。

 

これは見たかったんです。花輪台貝塚から出土した日本最古といわれる土偶です。

頭、脚、手の無いトルソーです。よってヴィーナス型土偶(花輪台ヴィーナス)と呼ば

れています。利根町は土偶文化の発祥地だったのかもしれませんね。