《ルートの説明》
江戸時代中期、東国三社詣というのが盛んでありました。三社とは、香取神宮、鹿島神宮、息栖(いきす)神社の三つです。伊勢詣と同
じくらいのご利益があると言われていたようです。この中で、私は、香取神宮と鹿島神宮へは過去に複数回訪れた事があります。ですが、
知名度の低い息栖神社は行った事がありませんでした。今回、初めて息栖神社に行ってきました。
ところで、わが印西市と東国三社の関わりですが、江戸から東国三社詣を行う場合、印西の木下(きおろし)河岸から木下茶船という遊
覧船を用いたそうです。船は、帆でも櫓でも竿でも走るタイプで8人乗り。5人集まれば出船。最盛期は年間1万7千人程が利用したとか。
料金は、木下から鹿島まで800文。現在の2400円相当とか。そんな歴史も踏まえての今回のサイクリングでした。
最後に、東国三社詣を自転車で一日で周れるか?と考えてみました。これは十分可能です。走行距離も140Kmくらいで収まるのではな
いでしょうか。私ですら出来そうです。元気な方は是非どうぞ。


早朝出発すると、色々な気象現象を目にする機会が多いようです。これは若草大橋を渡り、利根川
左岸を進みだしたところ。河川敷に霧が出ていました。霧の層が薄いので、雲海に浮かぶ山々を見
ているような気分。

霧も晴れて、長豊橋を通過します。この後が大変でした。雨上がりで羽虫が大量発生した中を通過
します。

ここは小見川大橋の手前です。右の河川敷には広大な芦原が広がります。サイクリングロードの
草刈りが行われていないようで、道の中央にも草が生えています。

常陸利根川を息栖大橋で渡りました。ここから左岸沿いを僅かで息栖神社です。

常陸利根川左岸を来ると、船溜まりがあり、その奥に息栖神社一之鳥居があります。左右に男瓶(おがめ)
女瓶(めがめ)の二つの井戸があります。一の鳥居の左の小さな鳥居が男瓶内に立つ鳥居です。

一の鳥居まで来ました。画面左隅の小さな鳥居は、女瓶内の鳥居です。

女瓶と鳥居の位置関係。二つの井戸を併せて忍潮井(おしおい)と呼び、日本三霊泉の一つです。
あと二つは、伊勢の明星井、伏見の直井。

こちらが男瓶。なお、水が澄んでいて水底の瓶が見えると幸運が訪れると言われていますが・・。

水底の瓶は見えています。なので・・。 なお、男女の井戸があることからご推察のように、この井戸の
水には縁結びのパワーがあります。
常陸川 岸辺に二つ 湧く井戸は 精霊住う 森の滴り

一の鳥居を後にして二の鳥居に来ました。東国三社息栖神社の碑が迎えてくれます。

石灯篭の並ぶ参道の先に赤い神門が見えています。周囲は鬱蒼とした息栖の森です。

芭蕉の句碑と力石。
この里は 気吹戸主の 風寒し

わりとこじんまりした本殿です。社格相応なんでしょうね。

ご神木です。

境内にあった招霊(おがたま)の木。精霊の宿る木。幸運をもたらす樹の代表格だそうです。
天の岩戸で踊った天鈿女命(あめのうずめのみこと)が手にしていたのが招霊木だったという
説もあります。ともあれ、色々なパワーを貰った(たぶん)、今回のサイクリングでした。